広島に住む「うつ病夫婦」の雑記帳

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「NeuroStar TMS治療装置」は、うつ病の画期的な治療法となるか?(2017年10月16日 帝人ファーマ、うつ病に対する磁気刺激治療装置の国内販売権を取得)

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帝人ファーマ、うつ病に対する磁気刺激治療装置の国内販売権取得 | Medtec Japan

10月16日、帝人ファーマ株式会社は、米国の医療機器メーカーであるNeuronetics,Inc.より、うつ病の治療装置である「NeuroStar TMS治療装置」の日本における独占販売権を取得したと発表した。

NeuroStar TMS治療装置とは?


neurostar.com

経頭蓋磁気刺激法(TMS)は、磁気共鳴画像検査(MRI)装置によって生成される磁場とほぼ同じ種類と強度の磁場である、高度に集束されたパルス磁場を利用し、皮質ニューロンを刺激します。


なんだか難しい単語が並んでいますが、要するに、人間の頭に強い磁気を当て、脳内に微量の電流を流すことで、脳内を活性化させる機械のようです。

NeuroStar TMS治療装置による効果はあるの?

前頭前皮質を反復的に活性化させることで、大うつ病患者さんに抗うつ効果を及ぼすことが知られています。


どれくらい効果があるのか、サイトを見ていると、以下の記述がありました。

被験者800名に対し、臨床試験を実施

治療4週目の実際のTMS療法と偽のTMS療法(プラセボ)との比較では、実際のTMS療法の方が優れていました 。

実際の TMS療法群と偽のTMS療法群を比較したところ、実際のTMS療法群でより多くの患者さんに寛解が認められました


要するに、うつ病の患者さんに「これがTMSだよ~」とウソをついて、偽の装置で治療するよりも、実際のTMSで治療した方が、効果があったという結果が得られたようです。


つまり、TMS治療の有効性を示しています。

オープンラベル臨床試験(患者さんが、TMSを知っている前提での試験)の治療4~6週後の結果

患者さん2名のうち1名が大きな改善を示しました。
3名のうち1名のうつ病症状が消失しました。


うつ病患者さんが100人いたとして、全員がTMS治療をすると、50人に大きな改善がみられ、うち33人は、症状がなくなったと解釈できます(間違っていたらすみません)。


調べてみると、TMSに関しては、従来から実施している病院があるようです(今回ご紹介した装置とは別の装置になります)。


例)東京都内にある、TMSを扱っている病院
www.tsunoo.net


ただ、今回発表された装置(NeuroStar TMS治療装置)と比べ、従来の装置がどの程度有効なのかは、資料が見つけられませんでした。

NeuroStar TMS治療装置による副作用はあるの?

NeuroStar TMS Therapyは、気分の調節に関わる脳領域を集中的に刺激し、全身性の副作用が生じることはほとんどありません。


これは、非常に注目に値します。現在の投薬療法(薬による治療)は、副作用(眠気、吐き気、全身倦怠感)が目立つ印象を、私は持っています。


ただし、サイトには、注釈で以下の記述があります。

最も一般的な副作用は、処置部位やその付近の痛み、あるいは不快感です。まれに、NeuroStar TMS Therapyにより発作が起こることがあります(発生率:患者さん1人当たり0.1%)。TMS療法が自分に合った治療法かどうかについてはNeuroStarを扱う専門医師にご相談下さい。


痛みや不快感は我慢できそうですが、発作は怖いです…


また、以下のような記述もありました(長いな…)

臨床試験で有害事象を理由にNeuroStar TMS Therapy治療を中止した患者さんの割合は5%未満でした。Neurostar TMS Therapyの最も一般的な副作用は、治療時の治療部位やその付近の一時的な痛みや不快感です。こうした副作用は一時的なもので、通常は治療1週目に起こり、以降は起こりません。その他の副作用としては目の痛みや歯痛、筋肉のけいれん、顔面痛、皮膚の痛みなどがあります(発生率は 5%以上、プラセボ群の2倍)。まれに、TMS療法により発作が起こることがあります(患者さんの0.1%)


臨床試験に参加した人は800名との記載があるため、大体40名の方に、治療中止レベルの副作用が出た計算になります。


計算してみると、副作用が出た40名のうち、1人に、発作が出るかどうかのレベルのようです。


また、治療中止レベルには満たない副作用(痛みや筋肉のけいれん)は、曖昧に書かれていますが、書き方を見る限り、結構よくみられる副作用のように感じます。


また、これらの軽い副作用は、治療1週目によくみられ、その後は消失する傾向があるようです。

NeuroStar TMS治療装置による治療は、どの程度続ければ良いの?

1回の治療に要する時間は37分です。
治療は週5回、4週間から6週間の期間行います。


ええっと、計算計算…


MAXで、6週間治療した場合、30回の治療が必要になるようです。

入院したりしないといけないの?


以下の記述がありました。

外来での通院治療が可能です。


つまり、入院は不要のようです。

で、気になるお値段は?


NeuroStar TMS治療装置による治療に関する料金は、まだ不明です。


ただ、調べてみると、従来のTMS装置による治療の料金は、大体、1回当たり、1万6千円~1万8千円くらいでした。


高いですね…私には、とても払えません…


仮に、治療費が1回当たり、1万8千円かかるとして、30回の治療をした場合、総額は「54万円」になります。


なぜ、こんなに高いのか調べたところ、TMS治療は、いわゆる「保険適用外」とのことでした。


おーい、日本政府(厚生労働省)さん、働けない人が多い、うつ病患者さんに、50万近く用意せよというのは、あまりに無茶な話ですよー(心の声)


なお、海外では、保険適用がされているようです。


おーい、日本政府(厚生労働省)さん、早く保険適用にして下さいー(心の声)


ちなみに、保険適用になった場合、3割負担として計算すると、患者さんの総支払額は、最大で「16万円程度」になりそうです。


まだ高いな…


個人的には、1回1500円、30回で「4万5千円」程度になれば、嬉しいですが、難しいですね…

ところで、この治療法は、うつ病以外には適用できないの?


NeuroStar TMS治療装置は、「うつ病」を治療の対象としているようですが、それ以外の症状に適用が可能かどうかは、資料が見つかりませんでした。


ただし、調べてみると、従来のTMS装置は、私が現在抱えている病気の「双極性障害」に加え、PTSDパニック障害強迫性障害にも、一定の効果が得られるようです。


このため、NeuroStar TMS治療装置も、うつ病以外の病気に、一定以上の効果が得られる可能性があると、個人的に考えています。


実際の治療はどんな感じになるの?


こちらからご覧下さい(すみません、英語です)。
www.youtube.com

まとめ

  • NeuroStar TMS治療装置が、日本国内で発売されることが決定した
  • NeuroStar TMS治療は、うつ病に対し、ある程度、有効な治療であることが証明されている
  • NeuroStar TMS治療は、薬と同様、副作用が生じる場合がある
  • NeuroStar TMS治療は、週に5日として、4~6週間の治療期間が必要となる
  • NeuroStar TMS治療は、通院のみで治療が可能である
  • NeuroStar TMS治療は、高額になる可能性が高い(保険適用外・総額50万円程度?)

以上、長文となりましたが、ご覧頂き、誠にありがとうございました。

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